紙片づけを始めて、少しずつ紙類が減ってきている。
紙類が減ると同時に、書類も減ってきた。
いつか必要になるかもしれないと思っている紙が溢れている。
「もの」を捨てるということは今までもやってきたが、
紙にフォーカスをしたことはなかった。
「もの」を捨てる時とは違う感情。
「もの」は捨ててもまた手に入る可能性があるが
紙は捨てると、二度と戻っては来ない。
講演会のパンフレットやスライドのまとめ、参加証など、二度と手に入らないものもある。
かなり脳疲労を起こす。
とっておくべきか、捨てるべきか。
めんどくさくなってうっかりまとめて捨ててしまうリスクもある。
紙と向かい合いながら、自分のこれからの人生と向き合う感覚。
過去と決別しないと、前には進めない。
無理に捨てる必要はないという考えもあるが
無理に捨てないといけないという考えもある。
過去というゴミが40年も生きていると溜まりに溜まっている。
これを捨てないと、新しい事が入ってこない。
新しい事に興味がなくなったり、挑戦をしなくなったらこれからの人生が楽しくない。
挑戦できるように、スペースを作る必要があるのだ。
ミニマリズムの本質の一つは「重要な事にフォーカスする事」だと思う。
捨てるという行為は手段であって、一番わかりやすい方法だと思う。
過去とミニマリズムはどのようにつながるのだろう?
ミニマリズムのもう一つの本質は「身軽になる」ということだ。
過去を背負って、動けなくなるようなら捨てるしかない。
常に身軽に、すぐに動けるように。
捨てるという行為で、心が軽くなってくる。