大切な人には変わってほしくないという感覚

GACKTさんの「12月のLove song」がテレビから流れてきた。

2002年リリースの楽曲である。

 

サビの歌詞に

「大切な人だからずっと変わらないで笑っていて」

という部分がある。

 

20年前にはなんとも思わなかった歌詞である。

しかしテレビから流れてきて ぞくぞくっとしてしまった。

 

人生経験値レベル20の時に聴いた時には

「12月だし、クリスマスに合わせたラブソングだろう。憧れるけど、自分には関係ない」と素直になれない感覚があった。

人生経験値レベル30の時に聴いた時には

「相手に変わらないでいてほしいなんて、傲慢だ。人は変わっていくものなのだ。」

と人生分かったような感覚であった。

 

人生経験値レベル40になり聴いてみると

「人は変わっていくもの。だから叶わない夢を相手に期待したいのだ。叶わないと分かっているからこそ、願うことだけはしたい」

ともう一歩踏み込んだ感覚になったのだ。涙が出そうになったのだ。

これが人の本音なのだ。

 

友人も、パートナーも、子供たちもみんな変わっていく。

価値観も共有ができなくなってくる寂しさがある。

 

だからこそ、相手には変わらないで欲しいと願う。

ただ願うだけ。

 

GACKTさんの楽曲には「変わらないで」という歌詞が多い気がする。

変わっていってしまった多くの人達をみてきた寂しさがあるのかもしれない。


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