名作古典文学である「魔の山」を読み終えた。
3か月ほどかかったか。
途中、他の本を何冊も読んだ。
ずっと、同じ料理を食べさせられ続けるのは苦痛なのだ。
「お口直し」が必要であった。
1500ページほどあり、読み終わってもよくわからなかった。
ただ、ずっと気になっていたので修行と思いながら読んだ。
やはり、読み終わったらすがすがしさがある。
どっぷり「魔の山」の世界に入りきっと一生読書体験としては記憶に残るであろう。
「罪と罰」を読んだ時もきつかった。
なんでつらい思いをしてまで、本を読まないといけないのか。
字面を追い、想像しながら読むには相当な集中力がいる。
宗教的な話など、背景知識がないのでチンプンカンプンである。
それでも、ゴリゴリ読んだ。
読書の基礎体力をつける訓練である。
反対に、わかりやすい本ばかり読んでいると
なぜか充実感がない。
そしてたまに重厚な古典や名作を読みたくなるのだ。
内容はさておき、「魔の山」はやはり唯一無二の感じはある。
このような小説は読んだことがない。
印象にのこっているシーンはショーシャ婦人とのやり取りである。
韃靼人のような目、上品さに少し欠ける行動、はっきり物事を言わず焦らす言動
男はこういう女性に惹かれる そこはうまいと思う
こころがとらわれてしまったハンス青年の気持ちはわかる
個性的なキャラが次々に登場してくる。
サナトリウムという一つの舞台は変化していないのに、深く広い世界を見させられたような感覚だ。
意味を求めてはいけないような気がする。
「没頭させてくれた時間」こそが 読書の醍醐味な気がする。
名作長編は年に1冊くらいは読みたいかなとおもった。
その時間こそが大切な気がする。






