書評

「エプスタイン文書の衝撃」を読む

話題のエプスタイン文書 世界の闇として歴史に残る出来事になるであろう。 「エプスタイン文書の衝撃」を読みました。 エプスタイン文書の衝撃 (宝島社新書) 作者:小林雅一 宝島社 Amazon SNSなどのメディアなどで大体は把握しているつもりです。 内容は表に…

「魔の山」は長かったけど、充実した読書体験

名作古典文学である「魔の山」を読み終えた。 魔の山 上 作者:トーマス マン (著),関 泰祐 (翻訳),望月 市恵 (翻訳) Audible Amazon 魔の山(上)(新潮文庫) 作者:トーマス・マン 新潮社 Amazon 3か月ほどかかったか。 途中、他の本を何冊も読んだ。 ずっ…

「夜と霧」から考える

ヴィクトール・E・フランクルの「夜と霧」を読んだ。 夜と霧 新版 作者:ヴィクトール・E・フランクル みすず書房 Amazon 160ページほどであり、すぐに読めた。 ずっと気になっていたけど読めなかったのだ。 なんとなく避けていたように思う。 ナチスドイツ…

変わり者が人生にスパイスを与えてくれる 金原ひとみ「ナチュラルボーンチキン」

金原ひとみさんの「YABUNONAKA」で衝撃的読書体験をして もっとほかの作品も読みたいと思い「ナチュラルボーンチキン」を読みました。 「YABUNONAKA」ほどの重さはなくライトな小説でした。 この振れ幅はすごいなと思います。 ナチュラルボーンチキン 作者:…

村上春樹訳 なんとか読めたよ「フラニーとズーイ」

古典、難解、思想的な本を読むにはパワーがいる。 そんな本だった。 救いは300ページほどなので、「罪と罰」に比べればハードルは下がる。 村上春樹さんの訳本を読むことにはまっており、その一環で読んでみたのだ。 なんの基礎知識もなしに読んだので、難し…

金原ひとみさんの「YABUNONAKA」を読んで

たまたまyoutubeで金原ひとみさんのインタビュー動画をみた。 新刊「YABUNONAKA」についてのインタビューである。 内容というよりも、インタビュアーとの受け答えのやり取りにものすごく迫力を感じた。とても芯がある方だなと強く感じた。 いままで全く作品…

朝井リョウさんの「何者」を読む

たまたま「イン・ザ・メガチャーチ」を読んで面白かったので朝井リョウさんのほかの作品も読みたくなり直木賞作品の「何者」を読みました。平成24年の作品なので13年前の作品になります。 何者(新潮文庫) 作者:朝井 リョウ 新潮社 Amazon 就活戦線×SNS×裏…

角幡さんの新刊はやっぱりおもしろい

私の好きな角幡唯介さんの新刊がでた。 「43歳頂点論」だ。 43歳頂点論(新潮新書) 作者:角幡唯介 新潮社 Amazon 角幡節が心地いい。とても真剣な中にいきなり脱力みたいな文体が好きだ。 やっていることが規格外なのに、淡々と描写する。 youtube動画も時…

英検合格を一緒に喜ぶ

子供が英検5級に合格して立派な合格証書が届いた。 合格することで、自信をつけてもらいたいとおもって受験を勧めたのだ。 中学受験もあるので、試験慣れしてほしいという気持ちがあった。 問題集を一緒に買いに行った。 リスニングが中心の問題集を探した…

またいい本を見つけてしまった ~投資力向上~

たまたま手に取った本が面白いということはよくあります。 今回もそんな本との出会いです。 私は投資をしているのですが(投資歴4年)、時々投資関連のコーナーに立ち寄ります。 こんな本を見つけました。 長期株式投資さん著 『半オートモードで月に23.5万…

自分の親世代の学生時代の価値観を垣間見る 【読書から学ぶ】

「なんとなく、クリスタル」という小説を読みました。 元長野県知事をされていた田中康夫さんが学生時代に書いた作品で、 第17回文藝賞を受賞されています。 作家から知事へ。石原慎太郎さんや猪瀬直樹さんを思い出します。 文学youtuberの「つかっちゃん」…

お金は努力しないと減らないという真実 【読書からの学び】

お金は貯めるよりも、使う方が難しい。 人生を楽しむためには 上手なお金の使い方を考えないといけません。 ほとんどの方がたくさんのお金を残して亡くなります。 大江英樹さんの「お金の賢い減らし方」を読みました。 使うでは生ぬるい。努力して減らさない…

境界知能を理解すると日々のニュースの見方が変わる 【漫画紹介】

「ケーキの切れない非行少年たち」という漫画を読みました。 既刊6巻です。 児童精神科医の宮口幸治さんが原作で 漫画は鈴木マサカズさんです。 鈴木マサカズさんは以前にも紹介した「「子供を殺してください」という親たち」という漫画も描いています。 宮…

FIREのその先をみたくないかい? 【読書からの学び】

穂高唯希さんの「#シンFIRE論」を読みました。 「三菱サラリーマン」の名でブログもされています。 主体的に生きる事の重要性を中心に書かれています。 自分の人生は自分で決める。 主体的に生きると人生楽しくなりますね。 いくつかの考えを自分にインスト…

ひきこもり問題の暗部をさらけだす 【漫画紹介】

ひきこもりや精神障害者、薬物依存者で医療につながれていない人達がいます。 そのような人達を医療につなげる民間会社「精神障害者移送サービス」を創業した押川剛さんという人がいます。 その人の活動が漫画になっています。 『「子供を殺してください」と…

生きるのは大変だ 長生きはもっと大変だ 【書評】

久坂部羊さんの「オカシナ記念病院」を読みました。 医療エンタメ小説で医療の本質をズバリとつく作品です。 現代医療の「命第一主義」へのアンチテーゼとなっています。

女性差別をあぶりだす 韓国社会をヒントに

韓国の合計特殊出生率が2022年は0.78というニュースを目にしました。 出生数は25万人で、日本の比ではありません。 大変な事が起きていると思いました。 先進国は軒並み合計特殊出生率が下がっていますが 韓国は断トツです。 『82年生まれ、キム・ジヨン』と…

悩み方のレッスン。悩み力を鍛えよう。

人間生きているといろいろと悩みが出てきます。 その悩みとの付き合い方をサイコパスおじさんこと岡田斗司夫さんが本にしてくれています。 知っている人は知っているというKing of マニア。 人生相談への回答も普通とは違います。 特に印象に残った、明日か…

君たちのおかげでここまでこれたよ 【書籍紹介】

自分の人生・生き方を変えてくれる本に出合える事はそんなにありません。 本を読んだ直後は「役に立った」と満足感が高いものの 内容は忘れてしまい、行動にも移していない事が多いです。 9割5分は結局自分の人生には大した影響がない本でした。 本を読む目…

東洋哲学を右手に、西洋哲学を左手に

「史上最強の哲学入門」の西洋哲学を勉強し、東洋哲学も勉強してみたくなりました。 西洋哲学は言語や論理の哲学ですが、東洋哲学は体験の哲学です。 極論を言ってしまうと、言語も論理も必要がないのです。 だから、分かりにくいし説明しにくい。 論理はあ…

エンタメ性たっぷりの哲学入門書 入場

哲学というと拒絶反応が出やすいもの。 でも哲学を学ぶと世界が広がり、自分の考えの狭さを再認識させられます。 哲学は道具であり、自分の都合のいいように使ってしまえばいいと思っています。 哲学でも心理学でも、はたまた医学でも生きやすいように使えば…

平安文学はSNSいじめにそっくり

前回、イザベラ・ディオニシオさんの「女が書けない文豪たち」という本に思いがけなく出会ったことを書きました。 著作2冊目だったようで、1冊目の本も読みたくなり、 「平安女子は、みんな必死で恋してた」を読みました。 面白すぎて一気読みです。 一度は…

文学マニアック本をまた見つけてしまった

たまに文学を読みたくなります。 それ以上に文学解説や文学批評もおもしろくて読みたくなります。 行きつけの本屋で、文学解説・批評コーナーがありますが あまり人気がないのか、その棚で客が立ち読みをしている姿をほとんど見たことがありません。 マニア…

インフレについて学ぶ

インフレが進行しています。 今月の電気代が7万を超えひっくり返りそうになりました。 オール電化なので被害は甚大です。 ウイルスやインフレも平等に人々を襲いますが 被害は弱者に集中します。 いよいよ、末端の物価(購入価格)が上昇してきました。 ここ…

アンダーグラウンドな世界をのぞいてみる【漫画評】

3連休 暇なので「九条の大罪」という漫画を読みました。 アンダーグラウンド漫画であり やくざや半グレの相手をしている弁護士が主人公です。

ケインズ経済理論に翻弄される社会 

篠原 信さんの「そのとき、日本は何人養える?」を読みました。 解決策が書いてあるわけではありません。 食料安全保障の視点から、私たちの社会がいかに複雑に構成されているかを 改めて考えさせられました。 データに基づく知識を中心に、解説されています…

リエゾン こどものこころの診療所 は子どもの理解に役に立つ

「リエゾン こどものこころ診療所」という漫画を読んだ。 現在1-10巻まででており一気に読んだ。 発達障害や虐待、子供の貧困、非行、グリーフケア、ヤングケアラーなど子供にかかわる人にはぜひおすすめします。 主人公も発達障害(ADHD)の研修医で、指導…

栗城史多さんという登山家の生涯から学んだこと【書評】

河野啓さんの「デス・ゾーン」の書評です。 標高8000m以上をデスゾーンと呼び 地上の1/3の酸素しかないという。 酸素なしで人間が生存できる場所ではないという意味だ。 そのデスゾーンに8度挑み、 8回目の登山でで滑落死した登山家、栗城史多(くりきのぶか…

高野秀行さんの「語学の天才まで一億光年」は名著である

高野秀行さんの「語学の天才まで一億光年」を読みました。 高野さんの新刊本ということで、はずれるはずはなし。 語学の天才まで1億光年(集英社インターナショナル) 作者:高野秀行 集英社 Amazon 高野さんの本はまず「未知」を体験させてくれる。 メディ…

大切な事を思い出させてくれる小説「ライオンのおやつ」

小川糸さんの「ライオンのおやつ」を読みました。 小川糸さんの作品は初めて読みました。 優しい文体で物語世界に包み込んでくれるような小説です。