アンダーグラウンドな世界をのぞいてみる【漫画評】
3連休 暇なので「九条の大罪」という漫画を読みました。
アンダーグラウンド漫画であり
やくざや半グレの相手をしている弁護士が主人公です。
社会の闇の部分を描いており
介護虐待、性産業、知的障碍者の境遇、貧困の末路などなど
黒い香りがする漫画です。
主人公の弁護士は依頼人(やくざや半グレ)を法律で守ります。
そこに倫理は入っていません。
法を守るという立場であり、倫理とは分けて考えています。
貴賤に関係なしに報酬をもらいます。もちろん安い方で。
主人公の九条は家族とも縁をきり、離婚し、慰謝料と子どもに養育費を渡すために
ビルの屋上でテント暮らしをしています。
キャラ設定も濃く、仕事はできます。
社会の闇に落ちていった人々がたくさん書かれています。
虐待や貧困からどうしようもなくなってしまった人たち。
落ちたくて落ちたわけではないけど、落ちるしかなかった人たち。
漫画を通して知らない世界を知ることができます。
面白いと思った漫画はどんどん読んでいこうと思います。
たまにアンダーグラウンドやデストピアの漫画・小説を読みたくなります。
体が心のバランスをとろうとしているのだと思います。
ホワイトなものとブラックなものをシーソーのように読む傾向が自分にはありそうです。