【健康】運動記憶の衰えを実感した1日

娘と一緒に縄跳びをした。

2重飛びができるようになり、見てほしいという。

「お父さんは3重飛びができるぞ」

意気揚々と飛ぶが、全くできない。

運動の中では縄跳びとマット運動、跳び箱が一番の得意であった。

 

飛び方が変だ。

2重飛びはきれいに飛べるのに、3重飛びになると体がのけぞる様な動きになる。

あんなに綺麗に飛べていた3重飛びが、全くできない。

ショック過ぎて娘に

「この縄跳びは3重飛びができないようになってるのかもしれないね」

といい、違う縄跳びを持ってきてもらう。

 

同じだ。

 

悔しすぎる。

運動神経というものがあるが結局は運動記憶の事だと思う。

使わないシナプスは減っていく。

3重飛びの記憶障害が起きていることは明らかだ。

飛び方が変になっているのは、体力の衰えだけではなく

記憶障害と考える方が妥当だ。

 

娘が「お父さんはいつもお金の事考えているから、飛び方忘れたんじゃない?」

と核心を突く一言。

 

小さい頃、父親が2重飛びができず変な飛び方になっていたのを家族みんなで笑っていた過去を思い出した。

いつもはしっかりとしている父が、縄跳びの時はおかしな動きになる。

父親も一緒に笑っていたけど、きっと悔しかっただろう。

今だったらわかる。

自分がその立場にならないと、人間、人の気持ちなど本当には理解できない。

 

シナプスつながれ!つながれ!と念じながら

3重飛びを猛練習した。

吐き気を催すまで練習して、なんとか5回できるようになった。

運動もしなくなると、記憶まで消えて行ってしまう事の恐ろしさ。

 

「子供叱るな来た道、老人笑うな行く道」