少子化について思う事

2022年出生数は77万人台になる見通しとのこと。

 

私が生まれた1981年は153万人でしたので、半減いたしました。

半減期が40年です。

 

少子化の原因は様々あると思いますが一つの見方としては

「自由」の代償ではないかと思います。

 

結婚をしてもいいし、しなくてもいい

子どもを産んでもいいし、産まなくてもいい。

 

これは現代の私たちの価値観です。

しかし、私の親世代(60-70代)が20代の時に持っていた価値観は違うでしょう。

当時の価値観に合わせれば結婚をして、子供を産むというのは自由意志だけではないのではないかと思います。

 

ある程度、周囲の目を気にして、家族の目を気にして行われた結婚も多かったのではないかと思います。

それは結婚が個人的な事ではなく、社会的な営みであったためでしょう。

個人の自由の問題というよりも、

社会で守らないといけない課題だったからだと思うのです。

 

「小学校に行く」事は現代では当たり前です。

しかし、小学校に行くのは自由だと考え

行ってもいいし、行かなくてもいいという価値観に変化してしまったらどうでしょう。

教育を受けない人が増えると社会が不安定化することは間違いないでしょう。

でも、選択の自由という名のもとに今後変化するかもしれません。

 

少子化は個人の問題ではなく、社会の課題です。

子どもが少ないことは個人レベルでは問題になりません。

 

だから、少子化が問題だと言われても自分の問題とは考えられないのは当たり前です。

自由を求めた結果が、少子化の一因となっているか大きな要因になっているように思います。

 

では、解決するためにはどうするかといえば

結婚や出産を誘導するしかありません。

でも、大きな反発があるし現代の価値観からは無理でしょう。

 

結婚をすっ飛ばして出産をするという方法はあるかもしれません。

生まれた子供は社会みんなで育てるという価値観を作るというのも未来にはありえるかもしれません。

でもすぐには無理でしょう。

 

「自由」の代償は大きかったのではないかと思います。