リエゾン こどものこころの診療所 は子どもの理解に役に立つ
「リエゾン こどものこころ診療所」という漫画を読んだ。
現在1-10巻まででており一気に読んだ。
発達障害や虐待、子供の貧困、非行、グリーフケア、ヤングケアラーなど子供にかかわる人にはぜひおすすめします。
主人公も発達障害(ADHD)の研修医で、指導医も発達障害(自閉症スペクトラム)という異色の設定もおもしろい。
まさに現在の学校や親が抱える問題を大げさではなく描いています。
なにより普通に過ごしていると、困難を抱えている家庭に意識が向きません。
自分事ではないと、人の家庭のことまで考えることはまずありません。
学校という場ではおそらく様々な社会問題があぶりだされているんだろうなと想像します。
生きにくさを抱えている子供たちやその親の苦労を少しでも理解することができます。
漫画の力はすごいと思いました。
自分の子育てにも応用ができます。
なんで、すぐにちらかしてしまうのか?
なんで、すぐに物をこぼしたり壊したりしてしまうのか?
他の子と違う所に目が行きがちで、その子のいい所に目が向きにくくなります。
一度は自分の子供って発達障害ではないのか?って思うことがあるのではないでしょうか?
そういった親御さんや教師の方にぜひ読んでみてほしい作品です。
大人たちは子どもたちがのびのびと過ごせる社会を作らないといけないと思います。
どの章も泣いてしまいました。