良かったことだけに目を向ける

今日の診療で大変驚いた事がありました。

 

認知症がひどく、暴力もあり診察もまともにさせてくれないおじいさんに

抑肝散という漢方薬を出したところ

人格が穏やかになり、帰り際にわざわざ見送りまでしてくれました(訪問診療で)

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最近買ってよかったもの

最近買ってよかったもの

 

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ちょうどいい深さで、

カレー皿として、パスタ皿として、野菜ボウルとして

ワンプレート皿として万能の機能を発揮しています。

 

質感もよく、汚れも落ちやすい。

触っていて、洗っていて気持ちがいいお皿です。

 

用途が似通ったお皿を減らすことができました。

 

この一皿にまとめて盛り付けてしまえば(ご飯、おかず、サラダ)

洗い物が1/3になることに気づいてしまいました。

 

毎日使うものは、ある程度質がよいものを使うと

少し豊かになれる気がします。

漢方治療を通じて学んだこと

漢方治療から学んだこと

 

あきらめずに漢方治療をしていると、いきなり効く時がある。

私は漢方治療歴が約10年になるが、飽きる事がない。

それは、いつも新たな発見があるから。

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高野秀行さんの「語学の天才まで一億光年」は名著である

高野秀行さんの「語学の天才まで一億光年」を読みました。

高野さんの新刊本ということで、はずれるはずはなし。

 

 

高野さんの本はまず「未知」を体験させてくれる。

メディアも「文字」だけなのに、情景が鮮明に思い浮かぶ。

文章がうまい人というのは本当に尊敬する。

 

辺境に行くには語学力が必須の能力となる。

とにかくネイティブにならい語学の「ノリ」を身に着ける。

日本語の「ノリ」は口先でぼそぼそしゃべり、へいこらすること。

なんか情けなくなってしまった。

 

タイ語はさえずるような言語であったり

中国語は腹の底から出す言語であったり。

 

言語学的な考察もたくさんあり、勉強にもなった。

言語を覚えることも「探検」といいきる。

たしかに未知にトライすることはすべて「探検」だ。

 

高野さんの経験は唯一無二であり、誰も真似できない。

だからこそ、「本を読むこと」でしかその世界を味わうことができない。

 

読んでいてわくわくする本というのはそう多くはない。

多かれ少なかれ我慢して読んでいる事がある。

 

しかし、高野さんの本はおもしろくてあっという間に読み終わってしまう。

ものすごい濃い内容なのに、さらさらとお茶漬けのように読めてしまう。

高野さんの人生がぎゅっと詰まった内容である。

何度も笑い、感動し、表紙を撫でた。

 

高野秀行さんは怪物である。

 

 

楽しみは自分の心の中にある

この週末、メンタルがとても安定していた。

だいたい安定しているのだが、特に安定していた。

仕事の待機ということもあり、常に電話がかかってくる可能性がある状態。

精神的には緊張状態を強いられるわけであるが、

なぜか「いつでもこいや!」の心理状態となっていた。

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大切な事を思い出させてくれる小説「ライオンのおやつ」

小川糸さんの「ライオンのおやつ」を読みました。

小川糸さんの作品は初めて読みました。

優しい文体で物語世界に包み込んでくれるような小説です。

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社会的寿命

仕事柄、寿命にかかわる事が多い。

看取りをすることが自分の仕事の一つだ(もうひとつは東洋医学)。

生物学的寿命には多く携わってきた。

医師を15年以上すれば、生物学的寿命がどう尽きるかは大体わかる。

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苦痛を受け入れると楽になる

ドーパミン中毒という本を読んだ。

誰しも、何かに中毒傾向があることは確かだ。

 

普通摂取⇒過剰摂取⇒依存症 という経過をとる。

なぜ、人はドーパミン中毒=依存症になってしまうのか?

スタンフォード大学の精神科教授が執筆している。

 

要は快感を得たいためだが、その根本は現実からの逃避にある。

現実は基本的につらいもので、ストレスがあるものだ。

 

仕事に満足している人のほうが満足していない人よりも多い

人間関係に満足している人のほうが満足していない人よりも多い と思う。

 

理想的な生活を送れる人は少ないはずだ。

でも、依存的にならず心地よく過ごしていく方法はある。

そのヒントがいくつか書かれていた。

 

一番、参考になったことは

「苦痛を感じている事を受け入れる」という思考だ。

例えば仕事が嫌だなとおもったら

仕事から逃避するのではなく、没頭をしてみるということだ。

没頭といっても長時間労働をするのではなく、

主体的にかかわり、コントロールをしていく。

嫌だ、嫌だと思っていると苦痛が増すだけ。

受け入れるという行為がとても大切。

 

この本から学んだ事

「現実を直視し、嫌なことは避けるのではなく主体的にかかわりとり込んでいく」

ということだ。

 

 

 

子どもには選択権を与えてみる

親がどこまで口を出すか。

子どもの勉強に。

新たな悩みが発生してしまった。

子どもには好きな事をしてもらいたい。

だけど好きなことをするには、したくないこともしないといけない。

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