ケインズ経済理論に翻弄される社会 

篠原 信さんの「そのとき、日本は何人養える?」を読みました。

 

解決策が書いてあるわけではありません。

食料安全保障の視点から、私たちの社会がいかに複雑に構成されているかを

改めて考えさせられました。

 

データに基づく知識を中心に、解説されています。

とても分かりやすく、構成されているのに内容は濃いです。

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懺悔

うそをついてしまった。

 

町内会の安全パトロールという役割があり当番日にでることができなかった。

というか、確認したときには終わっていた。

行かなかった理由はいくらでも並べ立てることができるが

要は、行きたくなかったのだ。

行きたくないという気持ちがあったため、確認を怠ると言う結果になった。

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物と情報を減らしてよかった

今日も何を捨てようか考え

皿類を10個ほど捨てた。

 

捨てる時はけっこうドキドキする。

長年使っていたものだと、思い出がくっついていて

捨てる事で苦痛が伴う。

 

視界に入る物の量が減るとストレスが減る気がする。

2022年の後半は、物を大量に捨てた。

予想以上に精神安定作用があったと思う。

なかなか理屈では説明できないが

多くのブロガーやyoutuberが物を減らすメリットを話される。

 

すっきりした部屋はここちがいい。

物が多いと、物にエネルギーを奪われている気がするのだ。

 

2022年は多くの物や情報を減らした。

本当によかったし、ここ数年で一番ここちいい1年であった。

 

他人評価ではなく、自分評価を増やしたのもよかった。

 

 

リエゾン こどものこころの診療所 は子どもの理解に役に立つ

リエゾン こどものこころ診療所」という漫画を読んだ。

現在1-10巻まででており一気に読んだ。

 

発達障害や虐待、子供の貧困、非行、グリーフケア、ヤングケアラーなど子供にかかわる人にはぜひおすすめします。

主人公も発達障害ADHD)の研修医で、指導医も発達障害自閉症スペクトラム)という異色の設定もおもしろい。

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栗城史多さんという登山家の生涯から学んだこと【書評】

河野啓さんの「デス・ゾーン」の書評です。

 

標高8000m以上をデスゾーンと呼び

地上の1/3の酸素しかないという。

酸素なしで人間が生存できる場所ではないという意味だ。

 

そのデスゾーンに8度挑み、

8回目の登山でで滑落死した登山家、栗城史多(くりきのぶかず)さんの人物評です。

第18回 開高健ノンフィクション賞 受賞作である。

(ちなみに第8回の受賞作は角幡唯介さんの「空白の5マイル」です)

 

たまに読みたくなるノンフィクション。

著者の河野啓さんはTVマンである。

栗城史多さんのエベレスト挑戦を取材していくなかで

他の登山家とは違う魅力に取りつかれていきます。

 

栗城史多と関わった、登山家や同僚、スポンサー、身近な人、さらには占い師にもインタビューしていきます。

 

「デス・ゾーン」の副題が「栗城史多のエベレスト劇場」とある通り

エベレストを劇場と捉え、視聴者を意識した登山をしていきます。

エベレスト登頂をライブ配信するという「夢」を追います。

 

栗城さんの登山スタイルは王道の登山家からは全く評価されません。

視聴者・応援者を意識しすぎて、普通の医者からは評価されていないメディア医師を連想しました。

 

話術は巧みで、人をやる気にさせるのが上手な人。

アイディアも独創的で、一緒に栗城さんの夢を叶えようとスポンサーや協力者も増えていきます。

 

しかし、有言実行とはいかず登山は失敗つづき。

スポンサーは次第に離れていきます。

でもあきらめずに挑戦をする。

そこが栗城さんのアイデンティティーを確立していきます。

 

しかし

登山技術は未熟であり、体力も乏しい。

単独無酸素と言っているが 単独でも無酸素でもない(登山界の常識では)。

 

ネットでも批判者が出てきます。

業績をもり、講演を行ったりスポンサーを集めたりすることは批判の的になります。

 

それでもやめない栗城さん。

一体その原動力は何なのか?

どういう思考回路をしているのか?

一般常識では理解しがたい行動をする栗城さん。

 

最後はエベレスト登山でも一番の難ルートを選択します。

関わったすべての人が止めますが挑戦し滑落死。享年35歳。

 

理屈では理解ができません。

客観的に見ると無謀であり自死です。

 

しかし、魅力がある方であったことは分かります。

だからこそ、著者の河野啓さんは書き残しておかないといけないと思ったのでしょう。

インタビューを受ける人の多くが

「栗城さんは言っても聞かない」と言います。

 

その人間的な魅力はどこにあるのか?

真似をする、参考にするということはできないと思いますが

人間というものを理解する助けにはなると思います。

 

私の近くにも、大きな夢を語り実行していく人がいました。

言動はとても立派でした。

協力者も増えていきました。

しかし、犠牲にしていったものも大きく(健康や家族)、当初の夢と内容が乖離していきました。

遠くの人の幸せを願うのではなく、身近な人を大切にすることの方が大切だとその人から学びました。

 

私は「夢」という言葉が好きではありません。

「夢」は諸刃の剣であり、多くの犠牲者がでます。

「夢」を追っている本人は途中までは楽しいかもしれない。

しかし、最後は自分自身が「夢」の犠牲者になってしまう。

 

とてもマイナスなことを書いてしまいましたが

私がこの本を読んで素直に感じた感想です。

 

 

 

大切な人には変わってほしくないという感覚

GACKTさんの「12月のLove song」がテレビから流れてきた。

2002年リリースの楽曲である。

 

サビの歌詞に

「大切な人だからずっと変わらないで笑っていて」

という部分がある。

 

20年前にはなんとも思わなかった歌詞である。

しかしテレビから流れてきて ぞくぞくっとしてしまった。

 

人生経験値レベル20の時に聴いた時には

「12月だし、クリスマスに合わせたラブソングだろう。憧れるけど、自分には関係ない」と素直になれない感覚があった。

人生経験値レベル30の時に聴いた時には

「相手に変わらないでいてほしいなんて、傲慢だ。人は変わっていくものなのだ。」

と人生分かったような感覚であった。

 

人生経験値レベル40になり聴いてみると

「人は変わっていくもの。だから叶わない夢を相手に期待したいのだ。叶わないと分かっているからこそ、願うことだけはしたい」

ともう一歩踏み込んだ感覚になったのだ。涙が出そうになったのだ。

これが人の本音なのだ。

 

友人も、パートナーも、子供たちもみんな変わっていく。

価値観も共有ができなくなってくる寂しさがある。

 

だからこそ、相手には変わらないで欲しいと願う。

ただ願うだけ。

 

GACKTさんの楽曲には「変わらないで」という歌詞が多い気がする。

変わっていってしまった多くの人達をみてきた寂しさがあるのかもしれない。


www.youtube.com

 

常識と思わされている事を疑う

最近のライフハック

洗い物でなるべく洗剤を使わない事である。

 

生活の中で作業を簡単にできることはないかを常に考えているのだが

わざわざ洗剤をつかわなくても皿は洗えるのではないか?と思った。

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おろちんゆーに会いに行った 

週末、大好きなyoutuberに会いに行った。

 

鳥取から東京まで3年ぶりに飛行機に乗って。

 

おろちんゆー というおかま系・虫食い系youtuberだ。

ゲジゲジも食べてしまう。

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体心技

心技体という言葉があるが

大事な順番でいえば

体・心・技だと思う。

 

まず体を整える。

睡眠・食事・運動がベースだ。

 

次に心を整える。

健全な体に健全な精神が宿るので、体が整えば心も整う。

心は自律神経と連動している。

心を意志でコントロールをすることはむつかしい。

体をコントロールするしかないのである。

 

最後に技。仕事や遊び、日々のルーチンである。

 

順番を間違うと、体も心も壊れる。

仕事を最重要課題にしている人がなんと多い事か。

みんなの意識が変化すると、もっと社会全体の仕事が減っていいのにな。