また1年仕事ができる事に感謝

今年も最期となりました。

精神的には楽な1年でした。

また仕事との向き合い方も悩んだ1年でした。

 

仕事の内容もそうですが、仕事への向き合い方が変わったのかなと思います。

仕事内容は外的要因であり自分の力で変える事は難しいです。

コントロールはある程度できますが、100%は無理です。

 

でも、仕事への向き合い方は100%自分でコントロール可能です。

極端な事を言ってしまえば仕事の内容はどうでもいいんだと思います。

 

私は漢方医ですが、在宅医でもあります。

医者が家に来てくれるというのは、患者さん・家族にとってはとても安心感があることのようです。

ただ家に行って話を聞くだけという事もあります。

こんなことで医者をしているといっていいのだろうか?

と思う事も多々あります。

でもとても感謝されます。

入院や外来では味わえなかった満足感とやってよかったという感覚。

在宅医療は不思議な医療です。

とても医者側がまなばされることが多い。

特に人として。

 

医療ドラマは医療者側から見るとありえない事だらけで滑稽ですが(興味を持つ、楽しむという意味では面白いです)

在宅医療に関してはドラマとかなり近い部分があるように思います。

言葉一つで救われる人がいるのも事実です。

 

医者というのはただの舞台装置であり、そこでどうふるまうかが重要な事に気づきました。

文句・不満・比較をしたらキリがありません。

そう割り切れるものではありませんが、1年を振り返るとまあよかったかなと思います。

上を目指すとキリがありません。

今の仕事を継続できることを目標に、

その中で楽しみを見つけるということを目標に来年を迎えたいと思います。